Customizing Diary

リアMOS装着顛末記

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Saturday 16 April 2005

リアMOS装着プロジェクト、始動

 ゴム類を交換した時から、リアブレーキの具合が悪い状態が続いていた。
 ブレーキキャリパーを新品に交換することになるなら、思い切って前後のキャリパーをMOSで揃えたい。

 そんな矢先、takaさんからXJR400のMOSキャリパーが流用可能という情報を入手。
 XJR400の純正キャリパーサポートを若干加工すればいけるらしい。

 よし、決めた。

 リアもMOSキャリパーに交換してしまえ!
 ネタとしても面白いしなあ。

 かくして「リアMOS装着プロジェクト」が、水面下で動き出したのだった。

パーツの手配

 2月17日。
 我らが工場長YokoGさんに、サポートの加工が出来ないものかと打診する。
 現物を見た上で、知恵と技で何とかなりそうであればやってみると、頼もしい回答を得た。
 まずkurokiがパーツの手配に取りかかる。

 3月6日。
 XJR400R(4HMH)用リアキャリパーとキャリパーサポートの入荷連絡を受けた。
 欠品のため、入荷が遅れてしまったらしい。
 パーツそのままYokoG工房へ送ってもらうよう手配する。

とんでもない情報

 3月12日。
 Webサイトを巡回中に、とんでもない情報を発見してしまった。
 興奮と喜びで、kurokiの視線がパソコンの液晶モニタへ釘付けになる。

 TAIさんが、TRXに、リアMOSを装着されている。
 しかも、詳細な情報をサイト上で公開されている。

 こいつぁ驚いた!
 なんてタイムリーな情報なんだ!

 はやる気持ちを抑えながら、YokoGさんにメールで情報をお知らせする。

 正直、takaさんの情報だけでは見通せない点が多く不安だった。
 ここまで詳細な情報が書かれているなら、出来ないワケがない。

 不安が確信に変わった瞬間だった。ありがとうTAIさん!

キャリパーサポート作成完了

 3月15日。
 サポートの試作品が出来たと、YokoGさんから連絡を受ける。
 XJR400Rのサポートのボス(アクスルシャフトが通る部分)をNC旋盤で削って、TRXに入る薄さにしたそうだ。
 なお、加工作業はYokoGさんのお友達のトコロにお願いした。

 taka号に装着してみたところ、寸法はバッチリ。
 実機で確認も出来たので、3台分のサポートを加工をすることにした。
 そう、いつの間にかゆういち号とYokoG号にもリアMOS装着が決まっていたのだ(笑)。

 恐るべし、リアMOSの物欲着火力。

YokoGスペシャルトルクロッド

 3月24日。
 YokoGさんから、再度連絡を受ける。

 トルクロッドを作成することにした。

 TAIさんの情報によると、「トルクロッドの取付位置が右方向で外側に移動し、スイングアームと合わなくなる」ようだが、純正ロッドを加工するのは結構大変。
 この際、少し長めでキャリパーがアクスルの真下に来るようなロッドを作ることにした。

 シャフトには、14o六角の快削アルミ合金A2011を使用。
 A2011は強度が高く切削性に優れているが、耐食性に劣るため、厚めのアルマイト加工を施す。
 両端をピロボールにすることで、取り付け角度の自由度を高める。

 また、ブレーキホースに関しても、TAIさん情報を参考にした。
 FZR400RR(3TJ)の純正ホースがオススメらしいので、kuroki用に一本発注した。

 kurokiが工房に来るときには、一発で交換が済むことを目指す、と。

 ――ホント、YokoGさんには頭が上がらない。深く深く感謝するのみ。

念願のリアMOSを装着

 4月16日。
 遂に念願のリアMOSを装着した。

 手慣れた手つきでサクサクと作業を済ませたYokoGさん。
 kurokiはただ見ているだけだった(汗)。

 早速、試乗してフィーリングを確認する。
 コントロール性を見たいので、入り組んだ路地を中心に走ってみる。

 今までのキャリパーは、オンとオフの二択しかないような感じだった。
 効力の立ち上がりが急なので、パーシャル的な引きずり状態が維持しにくく、リアロックを誘発しやすい。
 姿勢制御のために軽くリアをあてたくても、このブレーキではやりにくいと感じていた。

 ところが、リアMOSなら簡単だ。

 効力の立ち上がりが緩やかになり、リアを姿勢制御に使うのが容易になった。
 ガツンと効かないので、リアロックに神経質にならずに済むのも嬉しい。

 制動力は若干落ちたみたいだ。
 一回り小振りなキャリパーであることに加え、パッドとローターのアタリが付いていないこともあるだろう。
 ただ、リアは姿勢制御用の補助ブレーキと考えているので、デメリットとは思わない。むしろ、扱いやすくなった分、結果的に制動距離が縮まるかも。

 ブレーキコントロールの敷居が一段下がったような感じがして、なんとも嬉しい。

 それともう一つ。
 ヤマハの純正部品なので、いろいろな意味で安心感が高い。
 耐久性は期待できるし、ブレーキパッドなどの消耗品も安価で購入可能だ。

 ああ、早く峠やサーキットに持ち込んで、MOSの性能を味わってみたい‥‥。

物欲ウイルス、拡散

 ニコニコ顔でYokoG工房から帰宅。
 速報常設掲示板に投稿したところ、予想以上の反応が返ってきてビックリ。

 その後、YokoGさんがリアMOSのボルトオンキットをリリースされると、更にヒートアップ!
 さながらリアMOS祭りの様相を呈していた。

 やっぱりみなさん、リアブレーキは気になっていたのね‥‥。

 だが、しかし。
 前後MOSって、イマドキのYAMAHAバイクの標準装備なんだよねー。
 ブレーキシステムだけでも、こんなに差が付いていたなんてさー。

 ‥‥YAMAHAが、TRX900を作ってくれればなあ‥‥。

リアMOSキャリパー
XJR400R用リアMOSキャリパー。
キャリパーサポート
XJR400R用リアキャリパーサポートのボスを、
NC旋盤で削って、TRX用に加工。
キャリパーサポート
この切り立った角を見よ!
カッチリキッチリ削れてます。
トルクロッド
YokoGさん制作のスペシャルトルクロッド。
トルクロッド
ピロボールが取り付け角度の自由度をもたらします。
換装作業中
サクサク作業するYokoGさん。
まずは古いキャリパーを外して‥‥。
換装作業中
新しいキャリパーを取り付けます。
換装作業中
そして、ブレーキフルードのエア抜きです。
装着結果
じゃじゃーん、完成しました!
前後が青MOSになると、見た目締まります。
装着結果
FZR400RRの純正ブレーキホースを採用しました。
バンジョー部分の角度が、今までと違うためです。
クラッチワイヤー
ついでにクラッチワイヤーも交換。
疲弊して先頭部分が潰れていました。