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TRXを乗りたい人はまだまだ多いのにココは初心者にやさしくなさ「すぎる」んじゃないのか？
と常々思っていました。教えてくんを嫌う理由はわかりますけれども、
買って車検も2回通した今の感想は「ノーマルじゃ乗れない車両」です。
そんなわけで、あらためまして初心者用レポートをアップすることにしました。
とにかく思うように曲がれず、空気圧をイジったりタイヤを新品にしてみたり
フロントフォークをOHしたりスプリング交換したりしましたけども、
結局二時減速比が高すぎることが諸悪の根源だったように思います。
以前ココで相談したときは「むしろ上げてます」などというコメントもいただきましたが
そういうセッティングにするとNSR250SPみたいになって
どうやっても普通の速度では走れないシロモノになってしまうと思います。
街乗りや日本の峠にはまったく合わない設定だと思います。
結局私はフロントスプロケを17T→15Tにすることで落ち着きました。
あまりの激変に嬉しい悲鳴です。これでやっと普通に一般公道を走行できるようになりました。
フロントスプロケ交換はリアに比べて大幅に安く済むし、
この程度ならギクシャクもせずにまったく問題なくスムーズに走行できます。
燃費に関しても、走り方にもよりますけど、5速を使える機会が増えるため
やりようによってはむしろノーマルより向上する可能性があると思います。
（ただし面白すぎてオーバーレブしまくって燃費が最悪になってしまう可能性もありますが。
私の最低記録は16km/lです。）
ちなみにエンジンかなり回すことになりますけど、
最高速度もこの状態でもリミッター限界まで出ます。
こんだけ出たら文句ないでしょってくらい。
二次減速比を変更することによりスタートがだいぶ楽になります。
ホイルスピンするんじゃないかと予想していましたがむしろ逆で、
回転を無理に上げなくても楽にスタートできるようになるため安心安全です。
立ちゴケもしにくくなりますしクラッチにも負担がかからないと思います。
これをやってはじめてエンジンのドンつきの本質がわかった気がします。
ドンつきが怖いのはあくまでコーナーリング中の話であって
スタートの時ではないんですね。しかもこれはアクセルワークを丁寧にすればいいだけのこと。
で、ドンつきの根本治療法も知りました。
TRXのキャブレターには加速ポンプがついているんですが、
これを殺せばいいのです。ネジ1本で取り外せるので簡単低コスト。というか無料。
（ただしネジの位置がフレームの裏側になるため
再度取り付けようとすると苦労すると思います。）
場所は右サイドのフレームの内側、アクセルをガバっと動かすとピコっと動く部分が
加速ポンプのコントロール部です。ワイヤーで動くようになってます。
しかし私はこれは行いませんでした。
なぜならこれはドンつきではないからです。
「ドッカン加速感」と言ったほうが的確だと思います。
これはTRXの設計者が味付けとしてわざわざ取り付けた機構だと思ったからです。
それを殺してしまうのはなんだか違うような気がしたので。
そしてなんとなくヤフオクで入手したスタビライザーを取り付けてみました。
旋回力さらにアップ。正直スタビ程度でこれだけ変わるとは予想外でした。
逆に考えると、元々フロントの剛性が低すぎるバイクなのかもしれません。
これは私もまだやってないことなのですが、ライトを明るくする方法。
FZRのプロジェクターランプの移植などの方法論があるようですが効果はイマイチらしい
ということです。
そこでやるとすればHID。キットは五千円ですが球は六万。無理無理…
そこでググってみますと、2万円で球付きのキットがあるようです。
当然ですが効果は抜群らしい。車検は通らないかもだけどなんとかなりそうです。
ただしレンズは変わらないのでベリーグッドまではいかないグッド程度かと。
夜間走行を問題なく行えるようになるという、最低限クリアという程度と予想してます。
TRXは発売されてから何度かマイナーチェンジしているんですけども、
ほんとうにマイナーなチェンジしかしていないため、
各種部品の互換性は抜群です。初代から最終モデルまでまったく変更されていない
と思ってヤフオクで部品探しをしてもまったくと言って良いほどに問題ないようです。
また、TDMとの互換性も多々言われますが、少しだけ注意が。
それは、TDMには900もあるということはもちろんなのですが、
同じ850ツインでも270度位相クランクと、そうでないモデルがあるということ。
エンジンまわりを移植する場合にはこのあたりに注意が必要です。
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- 08/08/26(火) 13:23 -